☆ 693. 緑の部屋、その2

Kaisertreppe3 (Emperors Staircase)
(ミュンヘン・レジデンツ、皇帝の階段)


先の記事で、『これほど美しい"みどり"を見たのは初めてだ、そんな気がした』、と書いた。ヴュルツブルクのレジデンツを見ての率直な印象だった。ところが、それはほんの前触れにすぎなかったのである。ドイツの近世の宮殿を見て歩くと、次から次へととんでもなく優美な "緑の部屋" が現れてきたのである。


Munich Residenz02

ひとつめは、ミュンヘン・レジデンツの"緑の部屋"(grüne galerie)である。
18世紀の王侯のギャラリーを、当時のままの姿で見せてくれる。
この部屋の"みどり"は、御覧のように、"金色"と組み合わせられた緑である。
GreenとGoldの組み合わせ! みやびである。仮に、わたしの緑の車に金色のホイールをはかせてみると、これは下品のような気がするが。


○Queens bedroom

ふたつめは、ミュンヘンのニンフェンブルク城の緑の部屋(Queen's bedroom)。
18世紀のバロック様式の宮殿である。王妃の寝室は、しかし、抑えられた色調のみどりが魅力的である。


ドレスデン、緑の丸天井

三番目は、ドレスデン美術館の"緑の丸天井"(ザクセン王家の宝物展示室)である。
中世の王家の宝物庫が、後に18世紀のバロック様式の展示室(博物館)として改装・公開された建物である。第二次大戦で破壊されたものが、修復され2006年に改めて開設された。画像は、Silver Gilt Roomと呼ばれる部屋である。こちらの緑も、金・銀の華麗な装飾品と組み合わせられた緑色である。主役は金・銀に譲るものの、緑が部屋の雰囲気を実質的に支配しているように感じられるが、どうか。


さてさてさて、最後になってしまったが、付けたしのようになってしまったが、"ミュージアムの階段" である。
レジデンツのインペリアル・ホールには、「皇帝の階段」というものものしい名前の階段が設けられている。
17世紀初頭のマクシミリアン1世(バイエルン公)によるこの宮殿は、はるか12世紀から続く王家の栄華を表したものだという。階段もまた、豪奢である。この内装の華麗なこと! 絨毯や床材の臙脂色も優美である。これは緑ではなく、この色でよかったか。



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