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518. スープポットのはなし (Today's Soup)

Flying Trunk,Vilhelm Pedersen illustration
(「Flying Trunk」 1839,Vilhelm Pedersen)


アンデルセンの「ひこうかばん」(1839)を読んでいる。
「空飛ぶトランク」という邦題もあるようだが、わたしはこちら(ひこうかばん)が好きだ。
Vilhelm Pedersenの絵も、大のお気に入りである。

ところでスープのはなしだ。正確には、スープポットが語るはなしなのだが。
作中で、スープポット (青空文庫・楠山正雄訳では「石のスープ入」)が台所の仲間たちに向かって話し出すシーンがある。これがとっても面白いようで、やんやの大喝采。評価コメントを見てみると、『いいだしがすてきだわ』とお皿たち、『話じょうずだ』と毛ぼうき。最後にはこんな光景に至る。

スープ入は話をつづけましたが、おしまいまで、なかなかおもしろくやってのけました。
お皿なかまは、みんなうれしがって、ちゃらちゃらいいました。ほうきは、砂穴からみどり色をしたオランダぜりをみつけてきて、それをスープ入のうえに、花環のようにかけてやりました。
(楠山正雄訳)


いかにも楽しそうな光景である。わたしもいい記事が書けたときは花環くらいほしいものだ。なんてことはともかく。
肝心なことは、(哀しいことに、) このスープポットの話の中身については、全く書かれていないということである!
思わずエクスクラメーションマークを使いたくなる気持ち、わかってもらえるだろうと思う。
『さて、東海は、デンマルク領のぶな林で――』という書き出しで始まるこの物語、いつか誰かがどこかで書き継いではくれないだろうか。



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