517. スープ皿のある静物 (Today's Soup)

Chaim Soutine still-life-with-soup-tureen1916
(Chaim Soutine 「Still Life with Soup Tureen」1916)


シャイム・スーティン(1893-1943)は、ロシア出身の画家。
20歳でパリに来たものの、貧しいと同時に"野生児"のような言動から同じ画家たちともなじめなかったらしい。そんな中で数少ない友人が、モディリアーニとフジタだったという。

もちろん、わたしがスーティンの名を知ったのは、モディリアーニが描いた彼の肖像画を見たのが最初である。     その肖像画は、4枚あるらしい。絵を見ると、"こちら"を見るスーティンは表情が乏しいものの、同時にその視線には優しさも感じる。モディリアーニに対する感情がわかるような気がするのである。
その肖像画の当時のスーティンの作品の一枚が上の画像である。肖像画のなかの彼と同じように、なにか絵の表情の乏しさは感じるものの、一方で穏やかで優しい感情も伝わってくるように思えるのである。


Chaim Soutine the-table1919
(Chaim Soutine 「The Table」, 1919)

しかし1920年前後から、スーティンの絵は大きく変わっていく。
同じようなテーマで静物画を描いても色調は暗く構図は大きく歪んでいる。
その歪みは、エゴン・シーレの世界のようでもある。
あるいは、モディリアニの死を悼んでいるのだろうか。



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